トップガンはGT4勝馬でありながら、長らく主役扱いをされなかっ
た。4歳の菊花賞ではダンスパートナー、同じ年の有馬記念ではナリ
タブライアンが主役だった。
唯一の主役扱いされたのは1996年の宝塚記念だが、他にライバルが
出場していなかったため、インパクトに欠けてしまっている。
ナリタブライアンとのからみで、かならず阪神大賞典がベストレース
として引き合いにだされる。しかし、ブライアン本来の勝ち方ではな
いし、トップガンにとってもあのレースはベストのレースではない。
トップガン最高のレースは、1997年の第115回春の天皇賞。これこそ
がクライマックスである。このレースで、トップガンと天才騎手田原
成貴の最後の頂点を見ることができる。
このレースのことを知りたい方は、鶴木遵作「ゴールへの想像力―The
Jockey〔ザ・ジョッキー〕」を併せ読むことをオススメする。
今は亡き三冠馬ナリタブライアンと96年阪神大賞典で壮絶な直線バトルをしたマヤノトップガンの全レースを収録したDVDである。
8勝のうち半分がG1というなかなかの成績を残している同馬。
しかしG1四勝の割にはあまりパッとしないのが残念。
独特なフォームも特徴的であるのに・・・
このDVDの一番の売りは年度代表馬対決のあの壮絶なマッチレース・・・
ナリタブライアン好きなら忘れたことがないだろう・・・
もちろんマヤノトップガン好きの人もです。
あのレースをもう一度見て、興奮しよう!